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ブリーズの理念

ひとくちに調査、あるいはリサーチと言っても、その目的は様々です。

「商品コンセプト調査」「広告効果測定」「ブランド認知調査」「ユーザーセグメント調査」「顧客満足度調査」などなど。
なんだか名前を聞いただけで立派な調査ができたような気がしてきますね。ところがどうでしょう。リサーチに慣れている方ならいざ知らず、サービスメニューを見て「私がしたい調査はこれだ!」とハッキリ言える方はそう多くないかもしれません。むしろ、「これに近いか な?」「このカテゴリーに属するんだろうな」というのが、実際のところだと思います。

調査会社のサービスメニューに並ぶ調査カテゴリーを眺めていると、それがイコール「市場調査にできること」のように見えてきますが、実際には「抱えている課題」「知りたいこと」の数だけ、調査は存在するんですね。だから、あまり既存の調査カテゴリーにとらわれない方がいいのかもしれません。ブリーズでもそれは同じです。

既存のカテゴリーで考えるのではなく、クライアントの「知りたいこと」を主体に、「知りたいこと」が分かる調査提案を心がけています。そのためには、クライアントが調査に期待していることをしっかりと読み取れる読解力と洞察力が求められますが、ブリーズはここをとても大切に考えています。これは商品コンセプト開発の一つの考え方を応用したものなんです。 従来の製品開発の多くは、「マーケットありき」のスタンスからスタートしていました。自社の持つノウハウや技術力で何ができるかを考え、作った製品をユーザーの嗜好に擦り合わせていくというプロセスです。
言いかえれば、生産者主体のモノ作りですね。ところが、現在のようにユーザーの多様化が進み、モノや情報に溢れた時代では、こうしたやり方が以前よりもリスクの高いものとなってしまいました。以前よりも、的が狭くなったとでもいいましょうか。打てば響く時代ではなくなったというわけです。 そこで発想の転換が起きました。ユーザーのことをよく理解した上で、ユーザーを主体とする製品やサービスのコンセプトを開発し、それが売れるビジネスモデル を創り出すという従来とは逆の「ユーザーありき」のスタンスです。どちらにもユーザーのニーズを把握するプロセスがありますが、その順番が違います。 これが成功すると、似通った商品が乱立する閉そく感のある市場から脱却できるだけではなく、新たな市場の創出というベネフィットをもたらしてくれます。

話を市場調査に戻しますが、調査を企画する際にも同じことが応用できます。既存の調査カテゴリーの範疇で、クライアントのニーズに合わせてカスタマイズを施すばかりではなく、クライアントのニーズを理解した上で、そのニーズを充足できる調査とは何かを考え、調査を組み立てていくというプロセスです。
幸いにも、リサーチは観察することにかけては得意な業界です。このノウハウを、調査そのものではなく、クライアントのニーズ把握にも応用してしまおうというわけです。
ブリーズはこんなスタンスで、クライアントの調査をお手伝いさせていただいています。

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ブリーズが取り組む調査課題の例

製品・サービスの評価
○ 既存・開発中の製品・サービスの仕様評価
○ 最適なスペック構成の理解(最適価格、最適な組み合わせなど)
○ 自社製品の強みと弱みの把握(他社製品との比較)
○ ユーザーの満足度評価 ○ 市場投入前の製品試用評価
○ ユーザーのニーズ把握

ブランドイメージ・認知度・顧客満足
○ 自社・自社製品のブランドイメージ・認知度の理解
○ 自社・自社製品の市場(業界)におけるポジショニングの把握
○ 取引先のニーズ抽出・満足度評価
○ 潜在顧客のニーズ分析

キャンペーン・広告の効果測定
○ キャンペーン・広告の認知度
○ キャンペーン・広告の効果(購買行動、イメージ評価)

市場の理解
○ 新規参入市場の理解(市場構造、商習慣、シェア、法規制の有無など)
○ 新規参入市場のユーザーの実態把握(消費行動、ライフタイルなど)